MBTI性格診断の中でも、性格的に大きく異なるタイプ同士とされるESTPとINFP。
外向的で行動的なESTPと、内向的で理想主義的なINFP。
この正反対の2人の関係性には、意外な魅力と成長の可能性が秘められています。

ESTP(起業家)型とINFP(仲介者)型は具体的には下記のように16Personalitiesで解説されています。
起業家型の人達は、常に身近な人や物事に影響を与えます。パーティーの場では、グループからグループへと移動しながら、絶えず人々に囲まれているので、人の渦を探せばすぐに見つかります。
仲介者型気質の人は、真の理想主義者で、極悪人や最悪の出来事の中にさえも、常にわずかな善を見い出し、物事をより良くするための方法を模索しています。
目次
ESTPとINFPの性格タイプをおさらい
ESTP(起業家タイプ)の特徴
ESTPの割合(日本) | |||
2.62 % ESTP-T:1.04% |
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ESTPの性格 | |||
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ESTPの恋愛観 | |||
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相性が「最高な性格タイプ」 | |||
相性が「びみょ〜な性格タイプ」 | |||
- E(外向):社交的で人と関わるのが好き
- S(感覚):現実的・実践的で目の前の情報を重視
- T(思考):論理的思考で合理性を優先
- P(知覚):柔軟に対応し、計画より行動を重視
ESTPはこんな人
- 行動力と瞬発力がある
- 状況判断に優れ、臨機応変に動ける
- 明るく社交的で、刺激を求める傾向がある
- 感情よりも結果や現実を重視
INFP(仲介者タイプ)の特徴
INFPの割合(日本) | |||
16.44 % INFP-T:12.91% |
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INFPの性格 | |||
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INFPの恋愛観 | |||
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相性が「最高な性格タイプ」 | |||
相性が「びみょ〜な性格タイプ」 | |||
- I(内向):一人の時間が好きで、内面を大切にする
- N(直感):目に見えない可能性や未来に意識が向く
- F(感情):人の気持ちや価値観に共感しやすい
- P(知覚):自由でマイペース、型にはまるのが苦手
INFPはこんな人
- 理想主義で繊細、感受性が豊か
- 深い人間関係を求める
- 自分の価値観に忠実で、流されにくい
- 自己表現が得意で、創造性がある
ESTP×INFP|恋愛相性を徹底分析
性格の違いがもたらす魅力
ESTPとINFPは、性格的に非常に対照的です。
しかし、それが補完関係として働く場合、非常に魅力的な関係性を築くことが可能です。
- ESTPから見たINFPの魅力
- 奥深く、ミステリアスで興味を惹かれる
- 感情の豊かさや誠実な姿勢に惹かれる
- 自分にない「静けさ」や「内省性」が新鮮
- INFPから見たESTPの魅力
- エネルギッシュで前向きな行動力に惹かれる
- 自分にない即断即決のスキルに感動する
- 外の世界を広げてくれる存在として尊敬できる
相性の良いポイント
- お互いにないものを持っている
- ESTPの現実思考 ⇔ INFPの理想思考
- ESTPの行動力 ⇔ INFPの内省力
- 成長し合える関係
- INFPはESTPから「今この瞬間を生きる」力を学び、
- ESTPはINFPから「感情に寄り添う」力を学ぶ
- 安心と刺激のバランス
- INFPにとってESTPは刺激的な存在
- ESTPにとってINFPは落ち着ける存在
衝突しやすいポイント
- 価値観の違い
- ESTP:実用的・即行動
- INFP:価値観・感情重視
- コミュニケーションの取り方
- ESTP:あけすけで率直
- INFP:遠慮深く、心の内を言葉にしにくい
- 衝突時の対処法
- ESTPは「なぜそんなことで怒るの?」と疑問に思う
- INFPは「気持ちを軽視された」と感じて傷つく
恋愛をうまく進めるポイント
- 相手の反応や気持ちを尊重する
- テンポの違いを認める
- 会話において感情面にも配慮する
- 互いの強みを活かすスタイルを模索する
ESTP×INFP|友情関係における相性
友情は恋愛よりも安定しやすい
恋愛では価値観の違いが衝突につながることもありますが、友情においては、むしろその違いが関係性を面白くする要素となります。
- ESTPはINFPの静かな誠実さを尊敬
- INFPはESTPの明るさと積極性に癒される
友情がうまくいく理由
- 無理に同じテンポで過ごさなくてもOK
- 深く語り合うよりも、存在を受け入れ合う関係
- 相手の世界を尊重しつつ、干渉しすぎない距離感
友情関係での注意点
- ESTPが無意識に踏み込みすぎてしまうことがある
- INFPが本音を出せずに距離を置いてしまうことがある
お互いのスタイルを理解し、距離の取り方を調整することで、深い信頼関係に発展可能です。
ESTPとINFPがうまく付き合うためのコツ
ESTPに必要な配慮
- 感情面にもっと意識を向けること
- 相手が話すペースを急かさないこと
- 批判的・論理的になりすぎないこと
INFPに必要な配慮
- 相手のテンポに少し歩み寄る努力
- 感情をため込まず、言葉にして伝える勇気
- すぐに「自分を否定された」と思わない冷静さ
MBTI的に見たESTP×INFPの関係性
MBTI理論では、性格タイプの「機能スタック(認知機能)」によって関係性を分析することができます。
ESTPの認知機能スタック
- 主機能:外向的感覚(Se)
- 補助機能:内向的思考(Ti)
- 第三機能:外向的感情(Fe)
- 劣等機能:内向的直感(Ni)
INFPの認知機能スタック
- 主機能:内向的感情(Fi)
- 補助機能:外向的直感(Ne)
- 第三機能:内向的感覚(Si)
- 劣等機能:外向的思考(Te)
認知機能の観点から見ると…
- ESTPは現実(Se)と論理(Ti)を重視
- INFPは価値観(Fi)と可能性(Ne)を重視
これらは相互補完の関係になり得る一方で、相互理解には努力が必要な組み合わせでもあります。
まとめ|ESTP×INFPの相性は「違いを活かせば最強」
項目 | 内容 |
---|---|
相性の傾向 | 正反対でぶつかりやすいが、補完関係にもなりやすい |
恋愛相性 | お互いのペースと価値観を尊重できれば◎ |
友情相性 | 距離感を大切にしながら成長し合える関係 |
成功の鍵 | 感情への配慮、相手のリズムを理解する努力 |
適切な距離感 | 干渉しすぎず、無関心でもないバランス |
ESTP×INFPの関係性は、簡単にはいかないかもしれません。
しかし、「違い」を理解し、「尊重」することができれば、お互いにとってかけがえのない存在になる可能性を秘めています。