INTP(論理学者)と相性が悪いのは、どの16性格タイプなのでしょうか?
INTP(論理学者)の性格早見表
INTPの割合(日本) | |||
7.19 % INTP-T:4.52% |
|||
INTPの性格 | |||
|
|||
INTPの恋愛観 | |||
|
|||
相性が「最高な性格タイプ」 | |||
相性が「びみょ〜な性格タイプ」 | |||
▼INTPのプルフィールはこちら。
-
-
INTP(論理学者)型のプロフィール|MBTI
続きを見る
INTP(論理学者)は具体的には下記のように16Personalitiesで解説されています。
論理学者型の人はかなり珍しく、全人口のわずか3%を占めていますが、「平凡である」ことが何よりも惨めだと思う論理学者型の人達にとって、これは良いことです。
INTPの性格を一言でいうと
「他人との関わりを避ける傾向があり、内向的で独特な人」!

目次
INTP(論理学者)と相性が悪い性格タイプ5選
INTPは「論理学者」と呼ばれるだけあって、常に知識や理論を追い求める知的探求心の塊です。
新しいアイデアを考えたり、難しい問題を分析したりすることを好み、普段は頭の中で思考を巡らせている時間が多いタイプです。そのため、感情や社会的ルールよりも「正しさ」や「理論の一貫性」を重視する傾向があります。
一方で、こうした特性は必ずしも誰にでも理解されるわけではありません。人によっては「融通が利かない」「感情を軽視している」「行動力がない」と捉えられることもあり、タイプによっては摩擦や衝突を生みやすくなります。
ここでは、特にINTPと相性が悪くなりやすい性格タイプを5つ紹介し、それぞれの理由を掘り下げて解説していきます。
「INTPと相性悪い」性格タイプ1. ESTJ(幹部)
ESTJは組織やルールを重視し、秩序だった環境を維持しようとするタイプです。
彼らは「現実的かつ実行可能な計画」を好み、すぐに結果につながる行動を取ることを評価します。
そのため、結論を出すまでに時間をかけて理論を深めたいINTPの姿勢は、ESTJにとって苛立ちの原因になります。
ESTJは「なぜまだ動かないのか?」「考えるより行動だ」と強く主張する一方、INTPは「まだ結論を急ぐ段階ではない」と思考を続けます。
このテンポの違いから、INTPは「急かされている」と感じ、ESTJは「非効率で頼りない」と評価することが多く、互いに尊敬し合いにくい関係です。
さらにESTJは「責任感」や「社会的役割の遂行」を重視しますが、INTPは個人の自由や知的探求を優先しがちです。
この価値観の違いも、衝突の原因となりやすいのです。
「INTPと相性悪い」性格タイプ2. ESFJ(領事)
ESFJは思いやりがあり、調和を保つことを最優先に考えるタイプです。人との関係性を丁寧に築き、相手の気持ちを尊重することを大切にします。
しかし、論理や客観性を重視するINTPの姿勢は、時に「冷たい」「共感してくれない」と感じられがちです。
ESFJは「気持ちに寄り添ってほしい」と願う場面で、INTPが「その状況を分析すると…」と理屈を持ち出してしまうことが少なくありません。
結果として、ESFJは「理解されていない」と感じ、INTPは「感情的すぎる」と思ってしまうのです。
また、ESFJは人間関係の和を乱すことを嫌うため、議論好きなINTPの言動は「場の空気を壊す」と受け取られることもあります。
お互いの良さを理解できれば補い合えますが、価値観が食い違うと一気に距離が広がる相性といえるでしょう。
「INTPと相性悪い」性格タイプ3. ENTJ(指揮官)
ENTJは強いリーダーシップを持ち、目標達成のために効率的な行動を取るタイプです。常に「どうすれば最短で成功にたどり着けるか」を考えており、計画を実行に移すスピード感に優れています。
一方で、INTPは「もっと考えるべきことがある」「理論がまだ不完全だ」と議論を続けようとするため、ENTJから見ると「行動力が欠けている」と映りやすいのです。
ENTJが「とにかくやってみよう」と推し進める場面で、INTPが「まだリスクを検討していない」とストップをかければ、衝突は避けられません。
またENTJは「チームを引っ張る指導者」であることを好みますが、INTPは縛られることを嫌い、独自の思考を貫きたがります。
この構造的な違いが、両者の間に緊張関係を生みやすいのです。ビジネスの場面では特に摩擦が顕著になるでしょう。
「INTPと相性悪い」性格タイプ4. ISFJ(擁護者)
ISFJは「守る人」と呼ばれるように、安定した日常や人間関係の調和を重視するタイプです。彼らは伝統や過去の経験を大切にし、安心できる環境を築くことに幸せを感じます。
しかしINTPは、常に新しい理論や可能性を探し求め、型にはまらない考え方をするため、ISFJにとっては「落ち着かない存在」となりがちです。例えばISFJが「これまでこうしてきたから」と過去のやり方に従おうとすると、INTPは「もっと良い方法があるはず」と現状を疑います。
この違いが繰り返されることで、ISFJは「安心感を壊されている」と感じ、INTPは「頭が固い」と思ってしまうのです。
また、ISFJは人に献身する一方で、自分の努力を認めてほしいという気持ちも持っています。
しかしINTPは褒めるよりも「なぜそうしたのか」と分析しがちで、ISFJにとっては「冷たい」「感謝がない」と映ることもあります。
「INTPと相性悪い」性格タイプ5. ESTP(起業家)
ESTPは大胆で行動力にあふれ、とにかく「やってみてから考える」タイプです。瞬発力や社交性に優れ、刺激を求めて常に動き続ける傾向があります。
この性質は、理論や分析を重視するINTPとは真逆です。INTPにとっては「なぜそんなに無計画なのか」と理解しがたい存在であり、逆にESTPにとっては「なぜそんなに考え込むのか」と歯がゆく映ります。
ESTPは楽しさやスリルを重視しますが、INTPは冷静で慎重なため、生活のテンポや価値観が噛み合いません。
さらに、ESTPは人との会話をテンポよく楽しみたいのに対し、INTPは会話の中で深い議論や抽象的なテーマに入り込みたがります。
このズレは「一緒にいて退屈」「落ち着かない」と感じさせ、長期的な関係維持を難しくするのです。
まとめ
INTPは知的探求に優れ、独創的な発想を生み出す力を持っています。しかし、その特性が誤解を生みやすく、特に「ルールや秩序を重んじるタイプ」や「感情や調和を大切にするタイプ」とは摩擦を起こしやすい傾向があります。
ESTJやENTJとはテンポの違いで、ESFJやISFJとは価値観の違いで、ESTPとはスタイルの違いで対立が生まれやすいのです。
ただし「相性が悪い」とは必ずしも「共に過ごせない」という意味ではありません。むしろ互いの弱点を補う可能性も秘めています。
INTPが感情や現実的な視点を学び、相手が新しい視点や論理的思考を取り入れることで、両者は大きく成長できるでしょう。
違いを否定するのではなく尊重し合うことが、関係を良好に保つ鍵となります。